大分県の僻地校や少人数校の統合について

僻地校や少人数校は、大分県には、たくさんあります。そして、地域の人々と長い間にわたって信頼感を築きながら、質の高い教育を行ってきています。

 

私も私の子どもも東京の全校生徒数1000人以上の大規模校で育ちました。竹田市の少人数校に赴任してはじめて、真のあるべき義務教育の原点にふれました。素朴な本当に子供らしい生徒、地域の学校への地元の人の愛情、生徒のことを真剣に考える先生にはじめて出会い、本来の義務教育学校の姿を人生、はじめて学びました。大規模校にはない、義務教育の原点が、小規模校にあると思います。時には、義務教育の原点を求めて、川をさかのぼろうとする気持ちをもつことも肝要かもしれません。

 

行政や政治が、学校統合を進めるのは、ほとんとば、行政面でのコストや政治的な理由と思います。それはある意味、仕方ない面もあると思います。

 

しかし、行政が、統合の理由として「成績があがる」「不登校が減る」「イジメが減る」をあげることが多々あります。

生徒の為に統合するといって、住民の皆さんや生徒を説得するのです。これはあまりにも不誠実です。

仮にこれが本当であれば、大分市の大規模校は、成績が高く、イジメもなく、不登校も他校に比較すると明らかに少ないことになります。

 

学校統合する場合は、ほとんどが、政治的かつ行政的理由なので、住民にも正直にそのことを説明すべきと思います。統合してしまった学校をもとに戻すことはできません。真実を住民に説明することが肝要と思います。

 

完全個人指導塾  OEC       下垣 明

大分市松が丘  携帯08067134143